後もう一つ。こっちもかなり自分には欠けているように思うので。
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大切なことは、社会企業家にとっての「事業の革新」のスタイルを理解することです。
それは、決して、「自分一人でも何かを成し遂げる」というスタイルではありません。
それは、「仲間とともに何かを成し遂げていく」というスタイルなのです。
そして、社会企業家の、その「事業の革新」のスタイルにとって大切なのは、
具体的には、二つのスタイルです。
第一は、「好循環」(フィードバック)のスタイルです。
すなわち、仕事や事業において、最初に一つの「小さな革新」に取り組む。
もしそれに成功すれば、自分に自信がつく。そして、周囲がその力を認める。
その結果、もう少し大きな革新に取り組める。
その「好循環」を生かして、徐々に「大きな革新」に挑戦していく。
それが「好循環」のスタイルです。
第二は、「共鳴場」(コヒーレンス)のスタイルです。
すなわち、まず、自分が目の前の仕事や事業の革新に取り組む。
もしそれに成功すれば、周りの仲間が刺激を受ける。励まされる。
そして、それぞれが、目の前の仕事や事業の革新に取り組む。
その結果、職場や集団全体が互いに共鳴しながら革新に取り組むようになる。
それが、「共鳴場」のスタイルです。
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