最近の中国の発展ぶりを見て、大学時代に書いたレポートを思い出しました。
「開発経済学」という途上国が発展していくときの経済学を
勉強していたのですが、途上国が発展という段階に進むためには、
なんらかのショックが必要だと、それが今までは戦争だったのが、
外資導入に変わりつつあるということを書きました。
日本の明治維新以来のことを考えていただければ、
お分かりいただけると思いますが、発展の過程で、
戦前では日清戦争や日露戦争、戦後では朝鮮戦争での特需など
副作用はあったものの、発展へのステップとして戦争があったような気がします。
もっと大きな目で見ても、大航海時代以降は、市場や材料の原産地として
植民地化がすすめられました。
これを現代に置き換えると、先進国から途上国への投資が
侵略の代わりになっているんだろうなと思います。
途上国に資本を投資することで、利潤を先進国が得ていく。
その際に途上国の資源や労働力土地なども利用されています。
しかしながら、植民地時代とはことなり、現地にも徐々にではありますが、
中産階級がででくるようになり、以前と比べれば
ずいぶんとマシな侵略だなと感じています。
なにかと批判の多いグローバル化ではありますが、そのために戦争が
回避されていると思えば、まだいいんじゃないかなと思うひろでした。