ようやくインフレの足音が近づいてきたようです。
世界中で金融の緩和を行った結果、お金の集まった先は、これからの
中国やインドなどの発展により、不足が見込まれる素材。
石油や鉄鉱石、石炭が値上がりし、潤った資源国では景気が良くなり、
通貨が高くなり、金利も高くなっています。
そしてその潤ったお金が世界の市場に流れ込んでいるようです。
しばらくはこの流れが続くのでしょう。けど、素材が高くなれば、それを
節約する技術が現れるのが市場社会の良いところ。
ガソリン車からハイブリッド車、燃料電池自動車へ。火力発電から、風力、
太陽光発電へ。よりリサイクルのしやすい製品の製造など、いかに素材を
節約し、リサイクルするかという技術が発達していきます。
以前のエントリであげた、独立型の電力ネットワークも構築できるようになれば、
ユニットごと輸出するという選択肢も出てきます。
実は原子力でも
高温ガス炉という、水素社会に適した小型の発電システムが
開発中であったりします。
10年くらいのスパンで考えると、また違った風景が見えてきます。