塩野七生さんのローマ人の物語を読み進めていて、いまはユリウスカエサル、
英語読みでシーザーの章までやってきました。
このカエサル氏、クラッススという人に莫大な借金をするのですが、今までの
歴史家がゆえにカエサルはクラッススの言いなりだったとしているのに対し、
塩野さんはだからこそカエサルはクラッススを思うがままに扱えたと書いてます。
不良債権大国日本の作家ならではの解釈だな~と感心してます。
借金の額が莫大なゆえに、too big to fail になってしまい、
カエサルはクラッススを意のままに扱うなんて解釈なんですから。
ローマ史が今までどのように扱ってきたかはわかりませんが、
いろいろと面白いです。