僕は、その昔、科学者の端くれであったことがあって、いわゆる研究誌の
査読なるもののシステムをきいたことがあります。
論文を研究誌に送ると、送った側からは匿名の3人(だったかな)の専門家に
読まれ、これでいいとか、ここをもっと補充するようになどの指摘を受けて、
OKとなれば研究誌に掲載される、というものです。
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トラックバック先の記述によれば、正しいはずなのですが。。
ここから先はかなり推測が入るのですが、おそらく、研究誌として
「正しい」ものを掲載して、きちんと権威を保つことと、実際問題として
(発行できる)誌面に限りがあることから、取捨選択をしているのだと
思います。
自分でブログを書き、RSSリーダーを使うようになって、
ブログは研究の世界にも向いているなぁと感じるようになりました。
「誰が一番乗りか?」ということをどうやって担保するのか、という問題が
ありますが、たとえば、研究誌自体が紙媒体だけでなく、ブログで論文を
公開するようになれば、即時性や掲載量・費用の問題も解決されますし、
TBやコメントで活発な議論をすることもできます。
#掲示板より管理者がはっきりしてる分、よりいいなぁと思います。
使いようによっては、みんなが集まって議論しあう学会の代わりを
務めることもできるのかもしれません。
あるいは、研究室や研究員単位でブログを持って、発信し続けるのも
面白いかもしれません。