フランスで若年層の解雇を容易にする法案が出て、
それに対する学生のデモが起こっているようです。
MBAが多いアメリカ、おそらくそうでないフランス。経営を理解している層の
厚みの違いが出てきているのではないでしょうか?
学生がもう少し経営のことをわかっていれば、この法律によって
正規雇用の枠が広がることは簡単にわかると思います。
たしかに短期的に解雇される可能性もありますが、
そこは実力勝負ではないのでしょうか。
単にフランスの学生に自信がないだけなのかもしれませんね。
一方でたしかに既存労働力の保護は社会の硬直を生んでいるようです。
日本でも最近言われ始めたように、現在の雇用者を保護することは、
実は非雇用者との格差を広げるだけという事実もあります。
いわゆる「ヨーロッパ型」の雇用は終焉を迎えているようです。
だからと言って、アメリカ型がいいとはいいませんけどね。