昨今の原油高は、電力会社の収益に大きなダメージを与えました。
それは料金値上げとか、長い目で見れば時間帯別料金の強化と
いう形につながってくるでしょう。
また、原子炉の老朽化は一般論として、稼働率の低下を招くことになります。
CO2削減の観点からも厳しい状況は続きます。
一方で、太陽電池による発電コストの減少は顕著で、
そろそろ一般的な家庭用電源並みのコストになりつつあります。
この家庭用電源のコストは、時間帯別の効果はそれほど考えられていないので、
真の発電価値で考えた場合の太陽電池の発電価値は相当なものになっていると
思います。
#この真の価値については、短期的に見ればサンクコストを無視して
#算出すべきですが、長期的には設備投資を込にしたもので考える
#必要があります。
要は、電力会社よりも自分の屋根で発電したほうがより経済的になるわけで
この現実は有権者の政治的圧力として、最終的には行政を動かすことに
なると思います。
ついつい国を動かしているのは、一部の企業・政治家・官僚と
思ってしまいますが、ほんとのところは国民です。
彼らがそのパワーを思い知らされる一件になるでしょう